仕事で失敗ばかりして自信がない人必見!ミスの4大原因と対策を解説

その他

「今日は何をやらかしちゃうんだろう」

「今度もまたミスするのではないか」

失敗続きだと仕事に行くのも怖くなってしまいますよね。

でも大丈夫です。

原因を突き止めれば、対策がうてるからです。

実は失敗の原因は4つしかありません。

この記事では失敗の原因別に対策を解説しましたので、あなたの失敗を4つのどれかにあてはめれば再発防止の方法がわかるでしょう。

むらっち
むらっち

私もかつてはミスばかりで、その多種多様ぶりに感心さえされました。

この記事は、そんな状況から脱した私の実体験を元にしています。

ミスを繰り返さないためには、原因を正確に把握し、適切に対策することです。

こういうと、難しそうと感じるかも知れませんが、私ができたので、あなたもきっとできます。

ぜひ最後まで読み、参考にしてくださいね。

ミスの原因は全部で4つ

ミスの原因を大別すると、次の4つに分けられます。

  • インプットミス
  • 判断ミス
  • アウトプットミス
  • 記憶ミス

どの仕事も、要素は基本的に以下3つの行動です。

  1. 情報のインプット
  2. 判断
  3. アウトプット

そしてミスというのは、この過程のどこかでエラーが起きるか、もしくは記憶したことを忘れることで起きます。

したがって、あらゆるミスの原因は先の4つに大別できるのです。

インプットミス3つの例

インプットミスとは例えばつぎのもの

  • 1時と7時を聞き間違える
  • 「教授」と聞いて勝手に男性だと思い込む
  • 大きい車と並走していた小さな車を、実際より遠くにいると錯覚する

なぜインプットミスが起きるかというと、もともと持っている知識に引っ張られるからです。

例えば、「啓」という字を説明する時「手紙の「拝啓」の啓です」と言うと、よく「景」と伝わってしまいます。

「拝啓」を「背景」と聞き間違えてしまうのですね。

なぜなら「拝啓」より「背景」の方をよく見聞きするので、「はいけい」ときくと、多くの人は「背景」を頭に浮かべるからです。

このように、元々持っている知識が正確な理解を妨げてしまうことはよくあります。

したがって、間違いを防ぐにはチェックリストを活用するなどをして、確認することが大切です。

判断ミス3つの例

判断ミスとは、例えば以下のもの

  • 損切りできず、損失を増やす
  • 周りの意見に流されて間違った選択をする
  • 目の前の仕事に飛びついた結果、非効率になる

なぜ判断ミスが起こるのかというと、判断を誤らせるものとして、つぎのものがあるからです。

  • 両極化現象
  • 枠組み効果
  • 認知的不協和

したがって判断ミスをなくす1歩目は、自分は判断を間違えやすいと自覚することでしょう。

間違えやすいことを前提にした上で対策をすることで、判断の精度が上がるからです。

アウトプットミス3つの例

アウトプットミスとは、例えば以下のもの

  • 電話にでたとき昔の会社名を言ってしまう
  • 「あ」と書こうとして「お」と書いてしまう
  • トンカツにソースをかけようとして醤油をかけてしまう

なぜアウトプットミスが起きるのかというと、人は動作の多くを無意識に行うからです。

例えば歯みがきを、まずは右手に持ち、歯みがき粉をつけて…などといちいち意識することはありませんね。

これは身体が自動モードとなっているからです。

自動モードとは、習慣化により、脳が働かなくても身体が勝手に動いて物事をこなせている状態のこと。

自動モードが働くと、たとえば電話にでたときに前職の習慣が自動で働き、前の会社名を言うなどということが起きるわけです。

以下の状況は自動モードによるミスが特におきやすいといえます。

  • いつもと動作の順序を変えたとき
  • いつもの動作を中断したとき
  • いつもの動作の途中に別の動作を割り込ませたとき

このような状況下ではより一層の注意をしましょう。

記憶ミス3つの例

記憶ミスとは、例えば以下のもの

  • やり方を覚えたつもりが、実際やってみたら覚えていなかった
  • 前にできたことが、久しぶりにやったらやり方を思い出せない
  • 電話をかけようとしたときに話しかけられ、そのはずみでかけようとした番号を忘れた

記憶ミスが起きる理由としては、脳が一時的に情報を保管する短期記憶に次の特徴があるからです。

  • 覚えておける量は7つ±2
  • 覚えておける時間は数分~数時間
  • 新しい情報が入ると溢れた分は削除される

更に、短期記憶はタイムリーに思い出すことがなかなかできません。

これがど忘れの原因です。

「○時に先方へ連絡する」という予定を忘れてしまい、後で思い出して「ああーっ」となるのはこのためですね。

したがって対策は、短期記憶に頼らず、リマインダー機能などで補完することが有効です。

インプットミス3つの対策

入力ミスの対策としては、勘違いや間違いをしにくい仕組みをつくることです。

たとえば以下の3つ

  • 声だし・指差し
  • 色分け
  • 他人の活用

声だし・指差し

声だしとは、インプットした情報を自分で声に出し、自分の耳でもう一度チェックすること。

指差しとは、確認することを指差ししながらチェックすることです。

声に出したり指を指したりすることで自然と対象により集中するため、抜けやモレに気づくことができます。

声だし・指差しの例
  • 相手から言われた伝達事項を復唱する
  • 忘れ物がないか、「〇〇OK」と指さしてチェックする
  • 「1時」と「7時」「9」と「Q」など紛らわしいものを「13時ですね」「アルファベットのQですね」と言いかえて確認する

声だしや指差しの効果は実験データからも、ミスを減らす力のあることが裏付けられています。

色分け

書類を閉じるファイルを間違えたりするならば、色分けしておくことで、自然と防げるようになります。

色分けの例
  • お湯に赤色、水に青色のラベルを貼る
  • 男性用に青ファイル、女性用に赤ファイルを使う
  • 操作すべきスイッチを青、操作してはならないスイッチを赤で示す

視覚的にわかりやすくしておくことが、不要なミスを防ぐことにつながります。

他人の活用

自分1人だとミスに気づかなくても、他人を巻き込めばミスに気づけることがあります。

他人の力を活用してミスを防ぐ好例
  • 電話でアポイントをとった日時を、メールやチャットでも送る
  • 患者さんを診療する際に、相手から自分の名前を言ってもらう
  • 指示が伝わっているか確認するために、部下の口から指示内容を話させる

伝えたつもり、伝わったつもりと思っていても、意外と相手は自分の意図したとおりに伝わっていないことがあります。

また無意識に言い間違うこともあるでしょう。

そんな失敗をしたとしても他人を巻き込むことで事前にカバーできるわけです。

判断ミス2つの対策

判断ミスを防ぐには、他人の力を借りる方法と自分の「遅い」思考を使う方法の2種類があります。

具体的には次の方法です。

  • 普段から意見をいいやすい関係を築く
  • 判断した後に一息いれる

普段から意見をいいやすい関係を築く

自分の判断が間違っている時に周りが意見をいいやすい関係を築いておくと、助言や指摘を得ることができます。

なんだそんなことかと思うでしょう。

しかし以下の例は全て上司の権威が大きく、部下が他の方法に気づいたにも関わらず指摘できず、起きてしまった惨事です。

エレイン・ブロムリー氏の医療事故のどに穴を空ける方法をとらずにチューブを入れることに固執した結果、深刻な酸素不足を引き起こした
ユナイテッド航空173便の事故異音の正体を探し続けた結果、燃料不足を引き起こし墜落した

人は必ずミスをしますが、そのミスはまるで麻雀で役ができるように、様々な条件が合わさった時に起きます。

周囲の助言や注意は、そんな条件を揃えさせない1つの関門になり得るのです。

判断した後に一息いれる

判断した後に一息いれるというのは、次の質問を自分に投げかけることです。

  • 本当に合ってる?
  • 他の選択肢はない?
  • 結果はどうなりそう?

なぜこの質問をするのかというと、次の効果があるから。

  • 時間を置くことで、より深い思考ができる
  • 客観的に自分を見ることで、冷静に判断できる
  • 他の選択肢を探すことで、多角的な判断ができる

瞬間的な判断は、一息いれた判断と比べると正確性に劣ることがわかっています。

一息いれることで、より正確な思考となる時間を稼ぐことが判断ミス防止につながるのです。

アウトプットミス2つの対策

アウトプットミスを防ぐには、チェックの習慣化です。

具体的には以下の方法。

  • 自動モードに変更が加わった時に気をつける
  • セルフモニタリングの癖をつける

自動モードに変更が加わった時に気をつける

習慣になっていて自動モードでできることは、通常あまりミスする可能性は低いです。

しかしこの自動モードに変更があったとき、アウトプットミスが激増します。

たとえば以下のような場合。

  • ルーチンワーク中にイレギュラーな仕事を頼まれる
  • ルーチンワークの順番を入れ替える
  • ルーチンワークの仕事を1つとばす

こうなると、普段A→B→C→Dで行っていることが、急にA→Cになったりするわけです。

Cの後は自動的にDをやるのでBが抜けます。

もしくはBをやらなきゃと意識するあまり他のことが抜けがちです。

したがって、自動モードに変更があった時は、TODOリストを用意したりリマインダーを活用したりして、普段以上に慎重にすすめましょう。

セルフチェックの癖をつける

アウトプットミスは無意識に行われるので、セルフチェックの癖をつけることが大切です。

具体的には次のように振り返ります。

  • 1つの仕事を終えたら抜けモレがないかチェック
  • 移動するときは振り返って忘れ物がないかチェック
  • 文章を書いたら誤字脱字や内容に不備がないかチェック

このとき、インプットミス対策で紹介した声だしや指差しも活用するとより効果的です。

行動の振り返りを習慣化し、セルフチェックこそ自動化しましょう。

記憶ミス3つの対策

記憶ミスをする人の多くが、自分の記憶力に頼ってしまっています。

前述のように、人は物事を記憶したところで、適切なタイミングで思い出すことが難しいのです。

したがって、記憶ミスの対策は次のように、外部記憶の力を借りること。

  • リマインダーを設定する
  • チェックリストを使う
  • すぐやる

リマインダーを設定する

リマインダーとは、思い出したい時間になったらアラームなどで教えてくれる機能のことです。

利点は2つ。

  • リマインダーに入れれば安心して忘れることができる
  • リマインドしてくれるので思い出せる

私はグーグルカレンダーに予定を入れ、時間になったら鳴らすようにした結果、予定のすっぽかしをしないで済むようになりました。

またPC業務なら、パソコンに付箋を貼ることでリマインドにしている人もいます。

大切なことは、言われたらすぐリマインダーに入れること

後でリマインダーに入れよう、とか、ちょっとくらいの時間なら覚えていられるだろう、と油断するのが度忘れのもとだからです。

チェックリストを使う

忘れ物チェックや、作業の抜けモレチェックはやはりリスト化して見直すのが有効です。

更にいえば、チェックリストを用いて複数人でダブルチェックするとより確実でしょう。

ただ、チェックリストを用いる上での注意点もあります。

チェックリストを用いる上での注意点
  • 重要項目とそこまで重要ではないものが混じると、チェック項目をとばしがちになる
  • 項目が5個以下だと、いちいちチェックするのが面倒くさくなる
  • 20項目以上になると、チェックがおざなりになる

したがって、重要項目と他の項目は別にしておく方がいいですし、10~15項目程度の数でつくるのが望ましいでしょう。

すぐやる

可能ならば、忘れてはいけないものはすぐやるのがベスト

なぜなら、次の利点があるからです。

  • 記憶が鮮明なうちに取り掛かる方が勘違いや誤解が少ないから
  • 確実に忘れないから

記憶は時間とともに欠落します。

私は後でやろうとして、「あれ、何て言われたんだっけ」と詳細を忘れてしまうことがしばしばありました。

したがって、可能ならばすぐやる、どうしても後回しになるなら必ずリマインドさせることが大切です。

まとめ

この記事では失敗の原因別に対策を解説しました。

要点
  • ミスの原因を大別すると、次の4つ。
    • インプットミス
    • 判断ミス
    • アウトプットミス
    • 記憶ミス
  • 入力ミスの対策としては、勘違いや間違いをしにくい仕組みをつくること
  • 判断ミスを防ぐには、他人の力を借りる方法と自分の「遅い」思考を使う方法の2種類
  • アウトプットミスを防ぐには、チェックの習慣化
  • 記憶ミスの対策は、外部記憶の力を借りること

ミスを起こさない方法について述べてきましたが、絶対にミスを起こさない方法についてもここで触れます。

絶対にミスを起こさない方法、それは、何もしないことです。

何もしなければミスも起こりようがないからです。

なぜこんなことに言及したかというと、あなたがミスを起こしているというのは、挑戦していることの証だからです。

そして、挑戦していることはそのままあなたが成長し続けていることを意味します。

安全地帯にいるのでなく、成長を促す厳しい環境にいるということです。

したがって、安全地帯から抜けて挑戦している今のあなたは誇っていいのです。

今のままでも、経験と知識が蓄積されるので自然とミスも減っていくでしょう。

そのうえで、この記事で伝えた手法を1つでも二つでも取り入れてみてください。

よりミスを減らし、成長を促してくれることでしょう。

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