失敗したことをいつまでも思い出し、自分を責めていませんか?
頭ではわかっているんですよね。
こんなことずっと考えていても仕方ないって。
私もそうでした。
端からみればごく小さなことにもクヨクヨし続けたわけです。
でも、ある時気づきました。
失敗を引きずる原因は自分の才能にあったことに。
そして、この才能の出方を調節ねじすることで私は失敗しても、自分を責めずに済むようになりました。
本記事では、この才能の出方を調節して、失敗しても引きずらなくなる方法を5つ紹介します。
失敗を頭のなかで何度もリフレインしてしまう人はぜひ最後まで読んでみてください。
特に、私と似た完璧主義傾向のある人には、相性のいい内容となるでしょう。
失敗をひきずってしまう理由は、才能がマイナスに作用しているから

失敗をひきずっているのはあなたの才能が現れている証拠です。

失敗が才能?ちょっと何を言っているのかわからない

ですよね(^^;)
わかりやすく説明しますね
まず、才能というのはあなたのとがっている部分です。
言いかえれば際立った特性です。
したがってそれだけでは強みでも弱みでもなく、使い方次第で強みにもなり、弱みにもなります。
例えば私の場合、人と仲良くなることが決定的に苦手なのですが、その裏返しで以下の長所があります。
- 信頼されやすい(八方美人と思われない)
- 1人でも時間を過ごせる(人と会わなくてもメンタルが落ちない)
- 人間関係で疲弊することが比較的少ない(付き合いに時間とエネルギーを使うことが少ない)
つまり、失敗をひきずることそれ自体の原因は、あなたの力がないのではありません。
むしろ強大な力にあなた自身が翻弄されているともいえるのです。
失敗をひきずる状態から抜け出す5つの方法

前項で失敗を引きずるのはあなたの才能という話をしましたが、では失敗を引きずっていて良いのかというとそうではありません。
失敗を引きずり続けるのは辛いので、やはりその状態からできるだけ早く抜け出す必要がありますね。
結論から、失敗を引きずる状態から抜け出す方法は以下5つがあります。
- 失敗の定義をハッキリさせる
- 自分の特性を理解する
- 思考を切り替える
- 問題を解決する
- 視点を変える
どの方法がいいとか悪いとかはなく、やり方にも相性があるので自分がやってみようと思うものを選んでやってみてください。
では1つずつ解説していきます。
失敗の定義をハッキリさせる
自分の失敗の定義を適切なものにすると、失敗を引きずりにくくなります。
前提として、出来事に失敗という意味づけをしているのは他ならぬ自分です。
出来事それ自体に良いも悪いもありませんから。
そして大抵の場合、次の2パターンで誤った定義づけをしてしまっています。
- 自分の中で何が失敗か、曖昧なまま物事に意味づけをしている
- 失敗かどうかを自分で決めずに他人次第にしている
自分の中で何が失敗か曖昧なままだと、ネガティブなことは全て失敗としてしまいがちです(当然「失敗」も多くなります)。
また、失敗かどうかを自分で決めずに他人次第にしているケースとは次のようなものです。
よくあるのが、周りに迷惑をかけたら失敗だと思い込んでいる状態。
この場合、あなたの行為が失敗かどうかを決めるのは周りです(迷惑かどうかは他人次第となるため)。
すると、自分のやったことが失敗かどうかを自分では決められなくなります。
結果、あなたは自分の軸を持てず、常に他人の目を気にせざるを得なくなります。
自分で自分を認めるのも難しくなり、自己肯定感も下がっていくでしょう。

鬼滅の刃の富岡義勇も「生殺与奪の権を他人ににぎらせるな」と言っていますね(≧▽≦)
ではどうしたらいいかですが、失敗かどうかを自身が判断するために、次の3ステップで失敗の定義を決めましょう。
- 1現時点での失敗の定義を出す
自分が何を失敗と感じるのかをハッキリさせる
- 2出した定義が極端になっていないかをチェックする
たとえば成果が出ないこと、などとすると、最初から成果などでやしないので失敗ばかりになる
- 3自己コントロールできる定義になっているかチェックする
一例として、ある人、失敗の定義を「挑戦しないこと」とした、これなら挑戦さえしていれば自分は失敗しないことになる
失敗の定義が自分の中で定まっていないと、何でも自分の失敗にして苦しんでしまいます。
一方、自分の中で失敗の定義が固まると、失敗そのものが少なくなります。
自分で決めた失敗の定義から外れた出来事は、失敗と受け取らないで済むからです。
苦しみもその分確実に減りますので、自分なりに失敗の定義は決めておきましょう。
自分の特性を理解する
自分の特性を理解すれば、短所と思っていたことが長所に変わります。
そうなると、おのずと自分を責める必要もなくなるでしょう。
そもそも失敗を引きずり自分を責めてしまうのは、自分の短所に目を向けているからです。
短所を裏返して長所を自覚すれば、自責傾向を和らげることができるわけです。

短所と長所は特性のとらえ方の違いにすぎませんよ
失敗を引きずる傾向がある人の長所としては、たとえば下表のものが考えられます(もちろん他にもありえます)
失敗を引きずる人の特性 | 特性を裏返してわかる長所 |
---|---|
失敗して周りに迷惑をかけたくない気持ちが強い | 責任感がある |
失敗を何度も思い出すなど思考が堂々巡りになりやすい | 考えることが得意 |
自分のことより相手や周りの気持ちを優先しがち | 相手の気持ちを察することができる |
問題を見つけて治そうとする意識が高い | 問題をみつけることに長け、治そうとできる |
ネガティブなフィードバックを恐れる | 世のため人のために役立とうとする意識が高い |
このようにして、まず自分の短所を自覚したら、裏返してみる習慣をつけましょう。
長所に気づくことで、自尊心を保つことができるはずです。
思考を切り替える
ネガティブ思考にとらわれている事を自覚して、思考を切り替えてみるのもおすすめです。
思考を切り替えることで、ネガティブ思考のまま堂々巡りしている状態から抜け出せるからです。
切り替え方としては、以下の3ステップがあります。
- 1ネガティブ思考は自動思考ということを自覚する
人はほおっておくとネガティブ思考になるのが普通なので「また始まった」と自覚して意識的に他のことを考えるようにする
- 2アウトプットしてみる
他のことを考えようとしてもなかなか切り替えられない場合は、いったん頭にあるものを出し切るつもりで紙にかきなぐり、その後紙を捨てる
- 3カウンセラーを頼る
信頼できる人に悩みを打ち明けるか、カウンセリングを受ける
この方法を繰り返していくと、だんだん思考の整理が上手になっていきます。

普段からやっていくといいかも♪
問題を解決する
失敗をひきずり続けるのは、問題が解決していないからです。
したがって、問題の解決ができれば引きずることもありません。
当然ながら、その問題のことを考える必要がなくなるからです。
また、その問題が再び起きないと確信できれば、更に心が平穏な状態で日々を過ごせることでしょう。
ではどのようにすれば問題解決できるかですが、次の4ステップをたどることが効果的です。
- 1失敗を取り返すためにやれることは何かを書き出す
- 2今やれることをやることに集中する
- 3次に同じ場面がおきたらどうするか、再発防止策を考える
- 4再発防止策を実行する
ただこの方法は、言葉にするのは簡単ですが、難度でいうと難しいのは否めません。

解決が簡単ならとっくに解決しているし、解決できないから悩み続けるんだけど…

うん
そのために、解決法を見つけるコツがあるよ
解決法を見つけるためのコツは3つ。
- 人に相談する
- 様々な方法を試す
- 今までに似た状況の解決例がないか検索する
問題解決が難しそうなときは、人や物に頼ってみましょう。
思わぬところからすんなり解決法が見つかることも珍しくありません。
視点を変える
失敗をひきずってしまうのは物事を一面的に見てしまっていることが原因の場合があります。
たとえば、失敗=ダメ、ミスする=自分には価値がない、などですね。
でも実際は、失敗は成功の元になったり、ミスは改善へのヒントだったりするわけです。
したがって、失敗をひきずる傾向を和らげるためには物事を別の角度からみるようにすることが大切です。
結論から、失敗に対しては下表のようにとらえてみてください。
失敗のとらえ方を変える方法 | 効果 |
---|---|
この失敗から学べたことは何?と自問してみる | 失敗からこそ多くのことを学べる |
失敗ばかりしていることの強みは何か、自問してみる | たとえば同じような人に対して親身になれるなどの強みを見出せる |
成功か失敗かではなく、全力を出せたかどうか、の評価尺度で物事をみる | 何かをやった時、それが成功するか失敗するかは運なので、結果にこだわっても仕方ないと思えれば気軽になれる |

ちなみに成功の反対は失敗ではなく、何もしないことです
失敗は成功までの通過点ととらえ、前向きに取り組むことが重要といえるでしょう。
まとめ

この記事では、失敗しても引きずらなくなる方法を5つ紹介しました。
- 失敗をひきずってしまうのはあなたの才能が現れている証拠
- 失敗を引きずる状態から抜け出す方法は以下5つ
- 失敗の定義をハッキリさせる
- 自分の特性を理解する
- 思考を切り替える
- 問題を解決する
- 視点を変える
総じていえることは、自分自身の特性を知ることが大切ということです。
特性を知れば、あとはその特性を強みとして活かせる環境に身をおくことで大抵のことは解決できるからです。

そういえば、孔子も「己を知り、相手を知れば百戦危うからず」と有名な言葉を残しています
したがって、まずは自己分析をしましょう、というのが結論になるのですが、今はツールを使って自分を知ることもできます。
代表的な自己分析ツール4つ。
迷ったら、お金はかかりますがストレングスファインダーがオススメです。
ぜひ自分を知り、失敗を引きずる特性を強みとして活かしていきましょう。