
挑戦しなきゃ、でも失敗したら…
新しいことをやろうとすると、どうしても脳がブレーキをかけてきませんか?
生命維持を第一に考える脳にとっては挑戦=リスク。
そのため、どうしても「怖い」と感じてしまうわけです。
私も失敗を恐れるので、以下のような傾向があります。
- 人前に立つと緊張するので、デイサービスのレク担当になると挙動不審になる
- 目立つのが嫌で、居酒屋で店員を呼ぶのに勇気が要る
- 初めての仕事をするときはしつこい位上司に私で良いのか確認してしまう
そんな元来石橋を叩いて渡る、どころか叩いて叩き壊すような私ですが、ある考え方を知ったことで、大分心理的に楽になり、挑戦への勇気が出るようになりました。
この記事では、その考え方を紹介しますので、慎重な人が動けるようになるための一助になるはずです。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
失敗が怖い人の持つ3つの事実と、知っておくべき理由

失敗が怖い人が知っておいてほしいことは、以下の3つです。
- 失敗が怖いことのメリット
- 失敗が怖いことのデメリット
- 失敗の怖さを克服するための考え方
なぜ知っておいた方がいいのかというと、失敗が怖い=悪と考えている人が多いからです。
しかし、失敗が怖いことそれ自体にいい悪いはありません。
どういうことか、以下で解説しますので、まずは慎重であるとはどういうことかを知ってくださいね。
知っておきたい1つ目の事実【失敗が怖いことのメリット】

まず知っておいてほしいことは、失敗が怖いというのは武器だよ、ということ
どんな武器かというと、以下のメリットをもたらしてくれるものです。
- リスクに気づける
- アウトプットを高品質にできる
- リスクヘッジ後は高スピードで動ける
1つずつ説明します。
リスクに気づける
慎重な人は、リスクに気づくのが上手です。
そのためミスの少ない仕事が可能です。
理由は以下の通り。
- 他の人には見えないリスクが見える
- 事前にじっくりとリスク対策ができる。
- リスクを防いだり回避したりするためにミスが減る
ただ大切なことは、時間を確保することです。
リスクに気づいたり、対策をしたりするためには充分な時間が必要だからです。
いわば準備をしてから行動するのが成功パターンなので、石橋を叩くための時間を意識的に確保しましょう。
アウトプットを高品質にできる
2つ目、高品質のアウトプットができる。
これも入念な準備ができるからこそのことです。
失敗が怖いと以下の行動をしやすいでしょう。
- 充分な情報を得る
- 不十分なところをなくす
- より良くする方法を考える
慎重だからこそ、現状に満足せずにより良いものを用意できるでしょう。
リスクヘッジ後は高スピードで動ける
3つ目は、実は準備が整えば後は、非常に早いスピードで動けることです。
まとめると以下のことが言えます。
- 初動は遅い
- でも準備さえ整えば後は早い
- つまり1度動き出してしまえば、後はどんどん進める
慎重な人は行動が遅いと思われがちですが、これはあくまでも初動をさしています。
行動そのものが遅いのではなく、準備に時間をかけるのが行動パターンということです。
知っておきたい2つ目の事実【失敗が怖いことのデメリット】

デメリットは動けなくなることです。
どうしてもリスクが見えてしまいます。
故にリスクが見えている間は怖くて動けなくなるんですよね。
したがって、やはりスピードが求められる環境は得意ではありません。
参考までに、失敗を恐れる私が慎重さを発揮しやすい仕事、しにくい仕事を紹介します。
- ミスの再発防止策の検討
- 計画に問題がないかのチェック
- 時間に追われない環境下での作業
- 顧客との会話
- 今すぐに求められる指示や判断
- スピードを求められる環境下での作業
スポーツでいえば、プレーが止まることの多い野球なら力を発揮しやすく、常に動いているサッカーだと力を発揮しにくい、という感じです。
知っておきたい3つ目の事実【失敗の怖さを克服するための考え方】

私は、慎重な人間ですが次に紹介する考え方を知ってから、割と挑戦が気軽にできるようになりました。
その考え方とは、「最悪」を考えることです。
いやいや、そんなのやってるし、そんなことで怖くなくなるなら苦労しないよ、と思われる方はちょっと待ってください。
慎重な人は、以下の思い込みが心の奥底にあるのです。
- 失敗=悪いもの
- 失敗=おかしたくないもの
- 失敗=できるだけさけるべきもの
しかし、どんどん挑戦する活発性の高い人はいわば逆の捉え方をしていることがわかりました。
どんな捉え方をしているかというと、以下のとおりです。
- 新しいことは、まずやってみる
- やってみて失敗したら、そこから学んでまたやってみる
- 学んで、やってみて、を繰り返せばそのうち答えにたどり着く
慎重な人にとっては全然違うと感じるのではないでしょうか。
私はカルチャーショックを受けました。
私は「失敗=してはいけないもの」と考えていましたが、ある人は「失敗=正解を見つけるための手段」として考えていたからです。
そして、失敗をどんどんやるべきものと捉える人は一定数いて、成果も出している訳です。
もし失敗がしてはいけないものならば、彼らは失敗ばかりしているわけで社会の中で淘汰されてなくてはおかしい
でもそんなことはなく、むしろ成果を少なくとも私より出せている
ということは、考え方が偏っているのは自分の方かも、そう私は考えました。
「失敗=悪、なんていうのは、本当にそうか?と疑う必要がある」そこまで私は考えて、彼らの考え方を参考にしようと思いました。
このエピソードから、大抵の失敗は大したことないことだといえるでしょう。
結論ですが、失敗が怖い人は、行動的な人と接するようにするといいです。
彼らの考え方や行動から、勇気付けられる部分は大きいと考えます。
まとめ

この記事では、慎重な人が挑戦への勇気が出るようになる考え方を紹介しました。
失敗が怖い人が知っておいてほしいことは、以下の3つ
- 失敗が怖いことのメリット
- 知っておいてほしいことは、失敗が怖いというのは武器だよ、ということ
- どんな武器かというと、以下のメリットをもたらしてくれるもの
- リスクに気づける
- アウトプットを高品質にできる
- リスクヘッジ後は高スピードで動ける
- 失敗が怖いことのデメリット
- デメリットは動けなくなること
- 失敗の怖さを克服するための考え方
- 「最悪」を考えること
慎重さは短所にとらえられてしまいがちですが、メリットもたくさんあるということを知っておきましょう。
そして、慎重さを活かせる場に身を置くことが大切です。
慎重さは活かすも殺すも環境次第。
したがって、今なかなか慎重さを活かせていないと感じるならば、自分を取り巻く環境が活かせる場になっているかどうかを点検してみてくださいね。