
「何度いってもやらない」

「メモも取らないし、覚える気がない」
先日私の職場で、同僚が新人のことでストレスを発散するように話していた言葉です。
この記事では、同じように部下にイライラしてしまう人に向けて、ノンストレスでいられる方法を解説します。
結論をいえば、相手への期待値を下げると、イライラせずに対応しやすいです。
- 職場で部下に期待して失敗した事例
- 職場で相手に期待しないでメリットを得た事例
- 職場で相手に期待しないことのメリット
- どうやったら相手に期待しないでいられるか
部下にイライラしていると、部下は仕事が楽しくないので成長が鈍り、ますますイライラが募ります。
この記事を読めば、きっとそんな悪循環から抜け出せるでしょう。
ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
職場で部下に期待して失敗した事例とは?

最初に私の職場で実際にあった、部下にイライラした事例を紹介します。
- 1最初同僚
「◯◯さん、温めと書いてある食材は湯煎して、温めと書かれてないものは水につけて解凍してね」
- 2〇〇さん
「わかりました」
- 3その後
しばらくして様子をみにいくと、すべての食材が湯煎されている
- 4結果同僚
「ちょっと、こっちは温めないっていったでしょ!(イラッ)」
これくらいならできるだろう、と期待したために起きた事例です。
もしかしたらわかってないかも、と事前に思えていたら、横についてチェックするなどの対応をしていたでしょう。
次項で、相手への期待値を下げた成功例を紹介します。
職場で相手に期待しないでメリットを得た事例とは?

これは、私の知っている小学校教師Aが話してくれた例です。
- 1当初教師A
「自分のクラスの生徒が言うことをきかなくて、クラス運営がうまくいかない……」
- 2ある時
あるクラスを担任したとき、その中の1人の生徒が不登校になってしまう
- 3教師A
何度も家庭訪問して、対応に努めたけど、結局登校するに至らずでした……
- 4その後教師A
生徒が元気に登校する、それだけでほっとする
不登校対応を経験してからは、生徒が言うことをきかないことなんて、ちっぽけなことと思えるようになったそうです。
すると不思議なもので、クラス運営もうまくいくようになったと話していました。
職場で相手に期待しないことのメリットは?

職場で相手に期待しなければ、次のメリットがあります。
- イライラしないですむ
- 感謝できることが増える
- リスクヘッジできる
1つずつ解説します。
イライラしないですむ
期待値が低ければイライラすることが減ります。
イライラは期待値と実際とのギャップによって生まれるからです。
精神衛生上のメリットが大きいです。
感謝できることが増える
期待値が低ければ感謝できることが増えます。
感謝の念は相手が、期待値を上回ったときに生まれるからです。
結果的に相手との関係も良好になります。
リスクヘッジできる
期待値が低ければリスクヘッジできます。
ここでのリスクとは、相手が予定通りに動かないときに起きる問題のこと。
そもそも相手に期待していなければ、あらかじめ対策も打てるので問題に対応できるようになります。
どうやったら相手に期待しないでいられるか?

期待しないといっても、つい期待してしまうのが常です。
どうやったら期待値を下げられるのか、それは最悪を想定することです。
- 仕事の期限を忘れているかも
- 仕事内容を勘違いしているかも
- 自分が求める質を満たす力がないかも
最悪を想定していれば、次の対応ができます。
- 期限を早めに設定する
- 急ぎでない仕事をふる
- 育てるつもりで任せてみる

「この仕事本当は来月までにやってほしいけど、◯◯さんは守れないかも知れないから、期限を今月半ばまでにしておこう」

「この案件はうまくやってくれればいいけど、まあできなくてもいいから◯◯さんにやってもらおう」

何度か回数をこなせばできるようになるだろうから、経験を積ませるつもりで〇〇さんにこの仕事を任せよう
期待していなければ、事前に対策がうてるので「やってくれたらもうけもの」感覚で仕事をふることができます。
まとめ
この記事では、相手に期待しないで、職場で部下に仕事をふる方法を解説しました。
まとめると以下のとおりです。
- 職場で相手に期待しなければ、次のメリットがあります。
- イライラしないですむ
- 感謝できることが増える
- リスクヘッジできる
- どうやったら期待値を下げられるのか、それは最悪を想定することです。
相手に期待していなければ、メンタル的に楽になりますし、部下との関係も良好になりやすいです。
結果、部下の成長も早まることが多く、また期待していなかった分、その成長ぶりをありがたいと純粋に感じられることでしょう。
多くのメリットを得られるので、イライラしがちな人はこの記事を参考に、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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