
「愚痴は絶対に言わないと決めています」

「不平不満があっても、グッとこらえてます」

「素晴らしいですね。でもガマンしすぎも禁物ですよ」
あなたも日頃、愚痴や不平不満を言うのを我慢していませんか?
愚痴や不平不満を言わないようにすることは、立派で素敵なことです。
でも、言わないことにもデメリットがあることはあまり知られていません。
この記事では、愚痴や不平不満を言わないことのデメリットを紹介します。
この記事でわかること。
- 愚痴や不平不満を言わないことのデメリット
- 愚痴や不平不満を言うことのデメリット
- 愚痴や不平不満を言いたくなったらどうしたらいいか
この記事を読めば、愚痴や不平不満を言いたくなった時の上手な吐き出しかたがわかります。
きっと無理せずストレスに対応することができるでしょう。
愚痴や不平不満を言わないことのデメリット

愚痴や不平不満を出さないようにとよく言われますが、実は、愚痴や不平不満を出さないデメリットもあるのです。
愚痴や不平不満を言わないことのデメリットは以下3つ。
- パフォーマンスが下がる
- ストレスがたまる
- 孤独になる
1つずつ解説します。
パフォーマンスが下がる
愚痴や不平不満は、実は意欲の現れ
愚痴や不平不満をなぜ言いたくなるのかといえば、次のような思いが心の奥底に渦巻いているからです。

「もっと現状をよくしたいし、よくなるはずだ!」
従って、愚痴や不平不満を言わないのは、自分の意欲に蓋をしているのと一緒です。
更に、愚痴や不平不満を出さないことによって頭に感情が残ったままになります。
頭に感情が残ったままということは、脳のメモリーを使用中ということなので、その分パフォーマンスが下がってしまいます。

「PCと一緒で、リソースを使用し続けていると働きが悪くなるんですよね」
ストレスがたまる
愚痴や不平不満を外に出すことはストレス発散、いわばガス抜きとなります。
しかし、無理して愚痴や不平不満を外に出さず、ため込んでしまうと逆効果になりかねません。
心に負荷がかかり続ければ、メンタル不調に陥る原因になるからです。

「愚痴や不平不満を言わないのは、マグマの溜まった火山と一緒です」
孤独になる
人には元々愚痴や不平不満を言うことで、仲間をつくってきた歴史があります。
つまり嫌なことがあれば、愚痴や不平不満を言いたくなるのは自然なこと。
そんな愚痴や不平不満を過度に抑えると、周りから次のレッテルを貼られる可能性があります。
- 面白味のない人
- 何を考えているかわからない人
- 腹黒い人

「人からマイナスイメージを持たれれば、集団の輪から外れることにもつながりかねませんね」
愚痴や不平不満を言うことのデメリット

では愚痴や不平不満は、感情のおもむくままぶちまければいいのか、というとそういうわけではありません。
やはり愚痴や不平不満を言うことのデメリットもあるからです。
愚痴や不平不満を言うことのデメリットは以下の3つ。
- 自己肯定感が下がる
- 依存的になる
- 評判が悪くなる
1つずつ解説します。
自己肯定感が下がる
愚痴や不平不満を言うことで、次のフローで自己肯定感が下がっていきます。
- 1愚痴や不平不満を言う
- 2口にしたネガティブワードが耳から入ってくる
- 3潜在意識が、耳にしたネガティブワードを自分に向けたものと感じる
- 4自己肯定感が下がる
依存的になる
愚痴や不平不満を言うことで、次のフローで依存的になります。
- 1愚痴や不平不満を言う
- 2快楽物質であるドーパミンが体内で分泌される
- 3脳が、より強い快楽を求める
- 4更に愚痴や不平不満を言いたくなる
評判が悪くなる
愚痴や不平不満を言うことで、次のフローで評判が悪くなります。
- 1愚痴や不平不満を言う
- 2この人は自分のことも陰で言っているかもと、周りが離れていく
- 3愚痴や不平不満が好きな人が寄ってくる
- 4愚痴や不平不満が嫌いな人から敬遠されるようになる
愚痴や不平不満を言いたくなったらどうしたらいいか


「愚痴や不平不満は、出しても出さなくてもダメ?ならどうしたらいいの?」
結局愚痴や不平不満はどうしたらよいのでしょうか。
結論を言えば、愚痴や不平不満を言いたくなったら、無理して溜め込まずに小出しするのがおすすめです。
ただ、感情のおもむくまま口にするのはデメリットが大きいので、以下3つの方法を使って出していくのがよいでしょう。
- 愚痴や不平不満を言う時は、どうしたらいいか、まで口にする
- 愚痴や不平不満を言っていることを自覚する
- ノートに書きなぐる
1つずつ解説します。
愚痴や不平不満を言う時は、どうしたらいいか、まで口にする
愚痴や不平不満は現状改革のためのエネルギー。
改善策にまで昇華させれば、立派なアイデアにつながります。
また、改善案までつなげられるなら、筋が通っているということなので、相手からの信頼感を得られる可能性もあります。
愚痴や不平不満を言っていることを自覚する
今自分は愚痴や不平不満を言っているなあ、と自覚することで、必要以上に愚痴や不平不満を言うのを予防できます。
愚痴や不平不満には中毒性があるので、適度なところでブレーキをかけることは重要。
自覚があればブレーキをかけられるので、愚痴や不平不満が癖にならず済むでしょう。
注意点は、愚痴や不平不満を言う自分を責めないこと。
自責は自己肯定感が下がるからです。
「あー今自分は愚痴や不平不満を言いたくてたまらないんだなあ」
こんな風に、自分の気持ちを認めてあげましょう。
ノートに書きなぐる
人に言うから、評判が悪くなる恐れがあるわけで、紙に書くならデメリットはありません。
自分の頭の中にある感情を全て書ききれば、あとはスッキリした状態で前にすすめるでしょう。
まとめ

この記事では、愚痴や不平不満を言わないことのデメリットを紹介しました。
要点をまとめると、以下のとおりでしたね。
- 愚痴や不平不満を言わないことのデメリットは以下3つ
- パフォーマンスが下がる
- ストレスがたまる
- 孤独になる
- 愚痴や不平不満を言うことのデメリットは以下の3つ
- 自己肯定感が下がる
- 依存的になる
- 評判が悪くなる
- 愚痴や不平不満を言いたくなったら、以下3つの方法を使って出していくのがおすすめ
- 愚痴や不平不満を言う時は、どうしたらいいか、まで口にする
- 愚痴や不平不満を言っていることを自覚する
- ノートに書きなぐる
世間では、愚痴や不平不満の悪い面ばかりクローズアップされますが、良い面もあることを知っておくと、一面的にならずに済みます。
愚痴や不平不満の両面をみながら、今の自分にあった方法を選択してくださいね。
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