おとなしいと、なんだかいじめられやすい気がしませんか。
実際、いじめられやすい人に、おとなしい性格が多いことは事実です。
しかし、いじめられるか否かのポイントはそこではありません。
実際私は、無口とあだ名されるような性格ですが、いじめられたり、全くいじめられなかったりと両方の経験をしました。
この記事では、私の経験をもとに、今学校でいじめられている人、いじめが怖い人に向けていじめられない方法を解説します。
- おとなしい人がいじめられやすい理由
- おとなしくてもいじめられない振る舞い方
- おとなしい人がいじめられないためのポイント
いじめは、そのままだとエスカレートする一方です。
しかしこの記事を読めば、いじめられにくくなる振る舞い方やポイントがわかります。
今いじめに合っている人も、きっと上手な対応ができるようになるでしょう。
おとなしい人がいじめられやすい理由とは?

なぜおとなしいといじめに合いやすいのでしょうか。
一言でいえば、おとなしいと「いじめられオーラ」をまといがちだからです。
いじめられオーラとは、なんとなくいじめたくなるような雰囲気のこと
そもそもいじめは、いじめっこが安心感を得るために行われます。
- 自分に自信がない
- 自分より下をつくって、安心しないと不安で押しつぶされそう
- 努力して自分を高めるような強さもない
したがって、いじめのターゲットにされやすいのは以下の特性を持つ人。
特性 | 理由 |
弱そうな人 | いじめっこにとって、弱い人をみると優越感を得られるので安心できるから |
敵に設定しやすい人 | 敵をつくれば集団がまとまるので安心できるから |
つまりおとなしい人がいじめに合いやすい理由は、いじめっこから下に見られやすいからです。
- 1人でいる(ここでは1人が好きだからでなく、友人がいないので仕方なく1人でいる状況をさす)
- ひ弱そう(暗そう、反抗しなさそう)
- 一目置かれるような要素がない(スポーツやコミュニケーション力などの取り柄がない)
私のことだ、と思った人もいるかも知れませんね

「ちなみに過去の私は『まんまコレ』です(笑)」
おとなしい人は救いがないのかと悲観したくなるかも知れませんが、大丈夫です。
以降で、おとなしい人向けの対策を解説します。
おとなしくてもいじめられない振る舞い方とは?

おとなしい人でもいじめられない人、もしくはいじめられなくなった人がいます。
そんな人たちの振る舞い方を集めてみた結果が以下の3つです。
- 嫌がらせにユーモアで返す
- 困っていることを相談して感謝する
- 自己主張する
1つずつ解説します。
嫌がらせにユーモアで返す
嫌がらせにユーモアで返せると、次のステップでいじめられにくくなります。
- 1ユーモアを持つと、いじられてもうまく返せるようになる
- 2会話に自信がつく
- 3いじめられオーラが消える
ユーモアは、バラエティー番組などで芸人の返し方を知ったり、コミュニケーション本を読んだりすれば少しずつ身につきます。
私はしゃべくり007を見ていたら、少しずつ冗談を言えるようになっていきました。
ユーモアはセンスと思われがちですが、実はパターンをどれくらい多く持っているか、なので後天的に身につけられますよ。
困っていることを相談して感謝する
困っていることをいじめっこに相談することでいじめのターゲットにされなくなります。
次のフローのためです。
- 1いじめっこに相談する
- 2いじめっこの持つ不安感が軽減される
- 3安心したいといういじめの動機付けが働かなくなる
人は誰でも誰かの役に立ちたい、という本能を利用したやり方です。
私の場合、いじめっこに相談すると上下関係から、友人のような関係に変わりました。
いじめっこに相談することは、いじめの原因である、不安感を軽減できるので、そもそもいじめが起きにくくなります。
自己主張する
普段から自己主張する人は、いじめられにくいです。
- 強そうだから
- 反抗されそうだから
- 親や先生を味方につけそうだから
一般的に、自分の意見を言わない人の方が、いじめられオーラを感じます。
したがって自己主張はしていく方がよいでしょう。
私はディベートを勉強したら自分の意見を堂々と言えるようになり、反比例するように軽くみられるようなことが減りました。
ただ、自己主張は程度問題で、周りから浮く位に激しいと逆にいじめの対象になることもあります。
おとなしい人がいじめられないためのポイントとは?

前項で、振る舞い方を紹介しましたが、いじめられないためのポイントは1つだけです。
それは、弱そうなオーラを消すこと。
おとなしくてもいじめられない人は、例外なくオーラが違います。
弱そうなオーラを消す方法は以下3つ。
- 自信を持つ
- 一目置かれる特技を持つ
- まわりに溶け込む
1つずつ解説します。
自信を持つ
自信があれば、いじめられオーラは出ません。
自信は強さにつながるからですね。
その意味で、自信を持つことは最も難しいですが、最も効果的な方法です。
ではどうやって自信をつけるかですが、形から入るのが簡単です。
- 筋肉を鍛える
- 筋トレで筋肉がつくと、自分の身体に自信がつく
- 身体と心はつながっているので、身体に自信がつけば精神的にも自信がつく
- 格闘技を習う
- 格闘技を習えば、いざとなればケンカで勝てばいいと思える
- ケンカで勝てると思えることは、心の拠り所となる
- コミュニケーション力をつける
- 会話術の本などでコミュニケーション力をつければ、相手に対して軽妙に言葉を返せるようになる
- うまく会話ができることは自信に直結する
自信は心の課題と思われがちですが、実は外見など、外側を変えることが自信をつける方法です。
一目置かれる特技を持つ

「◯◯なら負けない」
そんな取り柄は、自信につながります。
あなたのアイデンティティーが確固たるものになるからです。
特に、次の3つは効果的です。
- スポーツ
- 勉強
- 芸術
これらを身につけていると、学校でも活躍の場面が増えるため、クラスメートから一目おかれやすいです。
まわりに溶け込む

「私には何もできるものがない」
ここまででそう思う人もいるかも知れません。
ならば周りに溶け込んでしまうのが有効です。
周りに溶け込むことが、なぜいじめ対策になるのでしょうか。
それは、メンバーに決して自分は敵ではないと、暗に伝えることになるからです。
努力で自分を変えるのが苦手な人におすすめ。
まとめ

この記事では、おとなしくてもいじめられない人の振る舞い方を解説しました。
まとめると次のとおりです。
- いじめのターゲットにされやすいのは以下の特性を持つ人
- 弱そうな人(いじめっこにとって、弱い人をみると優越感を得られるので安心できる)
- 敵に設定しやすい人(敵をつくれば集団がまとまるので安心できる)
- おとなしい人でもいじめられない人、もしくはいじめられなくなった人の振る舞い方
- 嫌がらせにユーモアで返す
- 困っていることを相談して感謝する
- 自己主張する
- いじめられないためのポイントは1つだけ
- 弱そうなオーラを消すこと
誤解を恐れずにいえば、いじめのターゲットになるのは集団ヒエラルキー最下位の人です。
したがって、いじめられなくなるには、ヒエラルキー最下層から上がること。
そしてヒエラルキー最下位からあがる方法は、努力していじめられオーラが消える要素を手に入れれば良い、という話です。
もちろん、いじめられるあなたは何にも悪くありません。
ただ、それでもいじめられやすい人、いじめられにくい人は存在するのも事実。
であれば、この機会にいじめられにくい要素を手に入れてしまいましょう。
一度手に入れてしまえば一生使えますから、ぜひこの機会に努力をしてみてくださいね。
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