
「私なんて何をやってもダメだし、もうあきらめて適当に生きよう」

そんな風に思ってしまう心理、私は少しわかる気がします。
後述しますが、以前の私がそうだったからです。
一時期私は仕事で成果を出すことをあきらめかけ、オンラインゲームにはまったことがあります。
でもどこかむなしい……。
所詮ゲームだからでしょうか。
いえ、自分を活かせていないからです。
その証拠に、自分を活かせた気がする時は、やっぱり充実感があります。
自分を活かせない時期、活かせた時期、私は両方を味わいました。
結果、人生を面白く、充実させるにはどうしたらいいか、自分なりにわかったことがあります。
この記事では、その私なりの考えをシェアしていきます。
人生なんてこんなもの、そうやって自分をごまかしながら生きた結果、待っているのは後悔です。
自分らしく生きられたら、と思いますよね。
そのためにも、ぜひ最後まで読んで、ヒントをつかんでくださいね。
人生つまらないのは2つの勘違いのせい

「才能がないから人生がつまらない」
結論から言うと、これは勘違いです。
どんな勘違いかというと、以下2つ。
- 自分に何の才能もないという勘違い
- 才能さえあれば楽しいという勘違い
したがって、人生を楽しめていない状況を変えるには、これらの勘違いに気づくことが、まずは必要です。
次項で勘違いについて、深く掘り下げていきます。
勘違い①自分に何の才能もない
よくある勘違いに、自分には何の才能もない、というものがあります。
以前の一時期、私は、仕事もダメ、人づきあいもダメ、恋愛もダメ、もう何もかもダメと思っていました。
そのときは、私に何も取り柄がないと落胆しました。
しかし、ここに私の才能は隠れていたのです。
- 不足に気づくこと
- 人のできていないところや企画の不備などに敏感なこと
- 不足を見つけるとつい治したくなること
才能を自分に向けて使っていただけだったわけですね。
このように、実は誰しも才能というものは持っています。
ただ気づいていないだけです。
以下、才能を知る方法と活かす方法を解説します。
才能を知るには3つの誤解に気づくこと
以下3つの誤解をしていると、才能に気づくことは難しいです。
- 才能は選ばれた人しか持てないもの、という誤解
- 才能は発揮さえすれば成果がでるもの、という誤解
- 才能とは光り輝くような誰もがうらやむもの、という誤解
実は才能とは以下のものだからです。
自然とやってしまう自分の行動特性
※才能という言葉の定義は幅広いため、あくまでも私の定義であることをご了承ください。
したがって、才能は以下の特徴を持ちます。
- 才能とは特性に過ぎない
- 才能は自分には当たり前にできること
- 才能を短所使いしてしまっている場合がある
行動特性が才能なので、例えば以下の特性も才能ですね。
- 好奇心おうせい
- 慎重
- 活発
人にはそれぞれ特性があります。
特性が一切ない人なんていませんよね。
その意味で、次の三段論法が成り立つ訳です。
- 誰もが特性を持っている
- 特性=才能
- したがって、誰もが才能を持っている
まとめると、まずは自分にも才能があることを信じることが、才能に気づくための第一歩です。
才能を活かすには環境こそ大切

「特性なんて、なんの役にも立たないし、むしろ短所として働くんだけど」

実はそのとおりで、才能は単体でみたら長所でもなく、短所ですらありません
長所も短所も表裏一体で、才能を表から見れば長所でも、裏から見れば短所になります。
だから才能を活かせる環境が大切。
例えば慎重な人は、表と裏で次の違いがあります。
慎重な人の表面 | 極めてミスの少ない仕事師になれるポテンシャルを秘めている |
慎重な人の裏面 | 仕事が遅いからと、全く評価されない可能性がある |
才能の表が出るか裏が出るかは、環境次第です。
慎重さを例にとれば、時間に追われない仕事、正確さが評価される環境を選んだ方が活かせそう、と思えますね。
このように、自分の特性はどうしたら活きるか、そしてどこなら活かせるか、環境を極めるのがとにかく大切なのです。
勘違い②才能さえあれば楽しい
才能があれば人生が楽しくなる、と考えるのも誤解です。
なぜなら、人生を楽しむには才能ではなく、価値観を満たすことが大切だからです。
よくあるのが自分の価値観より他人の価値観を優先してしまうこと。
他人の価値観を優先すると人生がつまらなくなる理由は以下のとおりです。
- 主体性がなくなるから
- 好き、楽しいという自分の価値観が後回しになるから
- 他人の価値観を優先しているうちに、自分は何が好きなのか、楽しいと感じるのかすらわからなくなるから
ちなみに、得意だけど好きではない、成果は出せているのに楽しくない、という話を聞いたことがある人もいるでしょう。
それは、価値観を満たせていないからなのです。
以下、他人の価値観で生きた人の末路と、どうしたら価値観を満たせるのかを解説します。
他人の価値観で生きたため楽しめなかった私の例
私の価値観は以下の通りです。
楽しめる仕事 | 失敗してもあまり影響少なく、だからこそいろいろ試行錯誤できる仕事(例えばデイサービスのレク企画など) |
楽しめない仕事 | 責任感が強いあまり、失敗したら責任を取れないような難しい仕事(一大プロジェクトのリーダーなど) |
あるとき「お前もそろそろ大きな責任を背負えるようになれ」と突然責任者に任命され、数値目標必達といわれました。
私も、確かにできるようにならなきゃ、と思いました。
これ、上司の価値観に合わせていますよね。
ちなみに結果は無惨なものでした。
失敗が怖いので思いきったことができず、とにかくリスクを回避することばかり考えた結果、凡庸な結果になったからです。
もちろん楽しいわけがなく、毎日ストレスで胃に穴が空きそうな日々でした。
上司の価値観に自分を合わせたことによる失敗例です。
楽しめるものを見つける方法

自分の価値観を満たすといっても、自分の好きなことや楽しめるものがわからない

長年他人の価値観を優先し、自分の価値観を押し殺してきたために、忘れてしまっている可能性があります
他人の価値観を優先していると、そのうち自分の好きなことや楽しめることがわからなくなってしまいます。
このことから、私には好きなことも楽しめることもない、と勘違いされることがあります。
しかし、前述したように自分の好きなことや楽しめることは、ないのではなく心の引き出しの奥に押しやられているだけです。
したがって、自分を深掘りしていけば必ず見つかります。
自分の価値観を見つける主な方法は以下。
- 昔時間があったらやっていたことを思い出す
- 自分が昔好きだったことは何か、親など自分を知っている人に聞く
- 今少しでも興味のあること、やってみようかなと思うことを片っ端からやってみる
自分よりも、他人を優先してしまう優しい人は、自分の価値観を見失いがちです。
自覚のある人は、自分の価値観を満たした後、あふれ出た部分で他人の価値観を満たすと考えるくらい、自分の価値観を大切にしましょう。
まとめ

この記事では、人生を面白く、充実させるにはどうしたらいいか、自分なりにわかったことを解説しました。
- 「才能がないから人生がつまらない」は勘違い
- 自分に何の才能もないという勘違い
- 才能があれば人生が楽しくなるという勘違い
- したがって、少しでも人生を楽しむためには、これらの勘違いに気づくことが、まずは必要
自分に何の才能もない、というのは勘違いで、必ず才能はあります。
また、才能を活かせなくても、価値観を満たせれば楽しめるようになります。
この二つの理由から、誰でも自分らしく生きられるし、誰でも人生を楽しめるはずです。
そしてよりベターな生き方は、価値観を満たすことで、才能を使っていくこと。
ぜひそのために、自分を深掘りし、自己理解をしてみましょう。
自己理解の具体的な方法は以下の記事で解説していますので、参考にしてみてくださいね。